親が認知症かも・・・!?最初にやるべき5つのこと

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「最近、親の様子がちょっと変かもしれない・・・」
そう感じても、すぐに”認知症”とは思いたくないものです。

でも、
・同じ話を繰り返す
・お金の管理ミスが増える
・怒りっぽくなる
そんな変化が見えたら、早めの対策が必要です。

認知症の主な前兆(初期サイン)

1.記憶力の低下(物忘れ)

・加齢の場合・・・体験の一部を忘れる。「昨日の晩御飯のおかず、なんだっけ?」など。ヒントがあれば思い出す。
・認知症の場合・・・体験そのものを丸ごと忘れる。「ご飯を食べたこと自体を忘れて、また催促する」

見当識障害(時間・場所がわからなくなる)

・時間や場所、人物の認識が曖昧になります。
・サイン:今日は何月何日かわからない。慣れているはずの道で迷う。季節に合わない服を着る。など

理解力・判断力の低下

・これまで普通にできていた複雑な作業ができなくなります。
・サイン:料理の味付けが変わる、並行して作れなくなる。計算が遅くなり、財布が小銭でパンパンになる。テレビのドラマの筋を追えなくなる。など

人格や感情の変化(気分のムラ)

・脳のブレーキが利きにくくなり、人が変わったようになることがあります。
・サイン:元気だった人が急に塞ぎ込む(うつ状態)。些細なことで激怒する。疑い深くなる(財布を盗られた!などの物盗られ妄想)

前兆に気づいた時にやること

まず、”否定しない”ことが大事。
「何回言うの?!」は逆効果。
本人も不安なんです。プライドを傷つけないようにしましょう。

【医療・生活面】まず専門家に相談する

早期発見・早期治療により、進行を遅らせたり、一時的な脳の病気(治療可能なもの)を発見できたりします。

1.かかりつけ医、または「精神科」「心療内科」「脳神経外科」の受診

・まずはご本人をよく知るかかりつけ医か、専門の「もの忘れ外来」を受診します。
ご本人を受診に連れていくのが難しいこともあるかと思います。「健康診断してもらおう」「血圧を測ろう」などの名目で誘ってみるのもよいです。

2.「地域包括支援センター」への相談

・高齢者のよろず相談所です。介護保険の申請手続きや、今後の生活サポートについて無料で相談に乗ってくれます。

【法律・手続き面】「意思能力」のあるうちに手を打つ

意思能力とは、自身の行った行為がどのような法的な結果(権利の取得や義務の発生など)をもたらすかを、正しく理解・判断できる精神能力のことです。

3.任意後見契約の検討

・認知症が進行して判断能力が低下した後に備え、あらかじめ信頼できる人(家族や専門家)に、自分の代わりにやってもらう財産管理や介護の手続きを決めておく契約です。
・法定後見に比べて、本人の希望が反映させやすいというメリットがあります。

4.家族信託(民事信託)の検討

・元気なうちに財産の管理・処分を家族に託す仕組みです。認知症発症後も、実家の売却や資産の運用が凍結せずスムーズに行えるため、近年非常に注目されています。

5.遺言書の作成

・認知症が進行し「意思能力(遺言能力)」が認められなくなると、遺言書を遺すことができなきなります。将来の相続トラブルを防ぐためにも、前兆が見えた段階で遺言書を考えてみてもいいでしょう。作成できるタイミングが限られてしまうことがあります。

よくある誤解

「認知症=すぐ何もできなくなる」ではない

前兆の段階であれば、まだ自分の意志で将来の準備(任意後見や家族信託など)が十分に可能です。

家族だけでなんとかしなくてはいけない

認知症への不安は、家族だけで抱え込むととても苦しくなります。
「まだ早いかな?」と思う段階こそ、実は大事なタイミングです。(手遅れになる前に動く重要性)
完全に判断能力を失ってしまうと、「法定後見」しか選択肢がなくなってしまうかもしれません。法定後見が悪い制度、というわけでは決してありませんが、家族の負担や費用面での自由度が下がってしまうのは事実です。

まとめ

早めの相談が、家族の未来を守ります。

当事務所では、任意後見・見守り契約・終活相談など、将来への備えについてご相談いただけます。
「何から始めればいいかわからない」という段階でも、お気軽にご相談くださいませ。
「親が認知症かもしれないけど、何を準備したらいいかわからない」
そんな段階からでも大丈夫です。

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