墓じまい・・・という言葉を知っていますか?
今では結構普通に聞かれる単語です。
お墓を守る人がいない。
遠方で管理が難しい・・・
子どもに負担をかけたくない。
このような理由で墓じまいをする人は増えています。
でも「親不幸だ」「ご先祖様に申し訳ない」と考える方もいらっしゃるようです。
この記事では、墓じまいについて悩んだときに考えたい5つのことを紹介します。
1.墓じまいは珍しいことはありません
少子高齢化でお墓を継承する子供や親族がいない世代が増加しています。
自分が亡くなった後で、誰もお墓を見る人がいない・・・そういった理由で墓じまいする人は増えています。
また、遠方にお墓がある場合、高齢になってくると管理が負担になることもあります。
お墓を維持するにも、お金はかかります。自分の子ども世代に費用負担をさせたくない、という方も多くいらっしゃいます。
2.ご先祖様に申し訳ない・・・と感じる人も多い
今まで継承してきたお墓を閉じる。
ご先祖様に申し訳ない。親不孝ではないか。
感情面での葛藤が、一番大きいですよね。
墓じまいは供養をやめることではない
大切なのは故人を思う気持ちです。お墓という形にこだわる必要はありません。
むしろ、墓じまいはご先祖様を大切にした結果・・・ではないでしょうか?
年間の管理費や交通費などを考えると、墓じまいは一時的にはお金がかかっても、トータルでみると負担が少なくなり合理的な選択と言えます。
しかし、それだけじゃないのです。
新しい世代に合った供養の形に引き継ぐことは、無縁墓にしてしまうより良いでしょう。
管理できずに荒れてしまったお墓も見かけますが、それより永代供養や納骨堂を選択し供養することのほうが、むしろご先祖様を大切にできるのではないでしょうか。
3.住職との関係
菩提寺の住職さんとの信頼関係を保つことは、墓じまいをする場合でもとても大切です。
離檀料などについては、かならず確認し、相談します。
※あまりに高額な場合は、国民生活センターに相談しましょう。
4.親族間の話し合いが最も重要です!
家族なんだからわかってくれる・・・
長男だから決める権利がある・・・
長い間見てきたのは私なのだから・・・
いろいろ思うところはあると思いますが、親族間での話し合いがなにより大切です。
他の親族の”故人をしのぶ場所”を奪ってしまうことがあってはいけません。
・墓じまいをしてもよいか
・費用負担はどうするか
・改葬先はどうするか など、きちんと話し合っておきましょう。
5.自分の終活にもつながります
自分が継承してきたお墓を、次の世代にどういう形で託すか、考えることも終活の一つです。
自分が亡くなった場合、遺骨はどうしてほしいか。
改めて考える良い機会になります。ご家族と話し合ってみるのもいいでしょう。
おまけ。
墓じまいの流れ
墓じまいの流れについて、簡単に触れておきます。
1.親族間で話し合い
トラブル防止のために、必ず話し合いをしましょう
2.改葬先の決定
取り出した遺骨の受け入れ先(納骨先)を決め、「受け入れ証明書」を発行してもらいます。
3.改葬許可をとる
現在の墓地がある自治体で「改葬許可書」を取得します。
4.魂抜き(閉眼供養や遷仏法要)
僧侶にお願いして供養をします。この時に遺骨も取り出します。
5.墓石撤去・原状回復
石材店にお願いし、墓石を解体し墓所を更地に戻します。
6.遺骨の改葬・再埋葬
新しい供養先(納骨堂や散骨)に遺骨を納めます。
私の感じたこと
筆者の配偶者の家族(ようするに義実家)が墓じまいを考えています。
古い考えの方もいるかもしれません。
でも、このまま誰かが負担を感じて管理したり、荒れ果てたりするよりは、良い選択なのではないかを感じています。
実は筆者の母方は墓じまいをしました。お墓があった墓苑の中にある桜の樹の下に「樹木葬」という形で改葬しました。その時は、すごく心が揺れました。
「お墓をなくしたら、私はどこでおじいちゃんおばあちゃんとお話するの?」って。
私は何かあると、お墓の前で報告をしていました。正直、墓じまいには最初は反対でした。
罪悪感もありました。ご先祖様に顔向けできない、と思いました。
でも、大丈夫。ちゃんとお話しできる桜の樹があって、それは春には花を咲かせます。(ちょっとうれしい)
昨年亡くなった叔母さんは海洋散骨しましたが、寂しくなったら海に行けばいい。
意外と人間は順応性があるものです。
当事務所では、墓じまいの手続きや改葬許可申請、必要書類についてもサポートしております。
何かありましたら、お気軽にご連絡くださいね♪
行政書士臼倉夕佳 第24093361号 | ●この記事を書いた人● 神奈川県座間市で、遺言・成年後見・終活支援を中心に活動している行政書士です。自身の闘病経験や家族の相続経験を通して、「制度や手続きだけでは解決できない悩み」があることを実感しました。だからこそ、困ったときに「あ、臼倉さんに相談してみよう!」と思い出していただけるような、心に寄り添う支援を大切にしています。 得意なのは、じっくりお話を伺うこと。(強引なクロージングは少し苦手です……。) あなたの悩みやお困りごと、一緒に考えさせてください |
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